https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC14DHJ0U1A211C2000000
海岸沿いやドンデン高原などに展開するホテル、バス・タクシーなど交通インフラ、飲食店と組み合わせて提供し、新型コロナウイルス禍で拡大するアウトドア需要をつかむ。
佐渡汽船の両津港フェリーターミナルから徒歩4分の場所に、自然に触れたりアウトドアを楽しんだりする人向けの拠点「佐渡アウトドアベース」を開設した。さまざまな観光資源と地域の魅力をつなぎ、来島者のアドベンチャーツーリズム(体験型観光)を支える「佐渡で初めてのアウトドア拠点」(堀口智顕会長)だ。
アウトドアベースではスポーツバイク、カヤック、トレッキング、キャンプ、釣りなど、佐渡での活動についてガイドらが教えてくれる。当日予約で気軽に楽しめるように、道具のフルレンタルサービスや初心者でも安心なガイド付きツアーを提供する。アウトドア目的の来島者だけでなく、佐渡汽船の待ち時間を過ごす人も気軽に利用できるようにした。営業は午前9時から午後7時まで。
クラフトビール醸造所「t0ki brewery」(トキブルワリー、佐渡市)や、尾畑酒造(佐渡市)などの酒蔵をゴールに設定し、送迎もするサイクリングツアーもある。アウトドアベース周辺にある、日本百景にも選ばれている加茂湖や、野生のトキを観察できる展望台や神社仏閣、能舞台などを巡るルートも提案している。
東京駅から両津港までの新幹線とフェリー、島内移動用のレンタカー、2泊以上から利用できる宿泊をパッケージにした「佐渡ワーケーションプラン」も用意した。様々なアクティビティも体験しながら、長期滞在で佐渡島を満喫できるようにする。
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