https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMC152C80V10C22A3000000
価格の上がっている実物資産への投資を考える
まず思い付くのが、手元の現預金を実物資産に換えておくこと。教科書通りなら不動産や金(ゴールド)が代表格だろう。分配金収入が見込めるJ-REITや、足元のインフレの原因である原油や穀物、資源などを、商品ETFの形で持つ方法も考えられる。資源の権益を持っている会社の株を持つという手もありそうだ(下表)。
ただ、不動産と言っても首都圏のタワーマンションのように数年で大きく値上がりした物件もあれば、買い手も借り手もいない物件もある。何でもよいわけでない。
足元、株式相場は調整局面、金や商品は史上最高値水準にあるが、回答の最大公約数を取るなら「世界株インデックス投信を中心に、J-REITや金、コモディティーにも一部投資。手間を惜しまないなら不動産投資もあり。積み立てなら金も選択肢の一つ」という結果となった。次回からは専門家がインフレ対策という観点で判断したJ-REITと金(ゴールド)の特徴を紹介していく。
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