· 

森ビル「ヴィーナスフォート」閉館へ 東京臨海の未来探る

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC281DU0Y2A220C2000000

 

トヨタ自動車の大型ショールームなどと臨海副都心エリアの顔として発展してきたが、再開発に伴い営業を取りやめる。跡地にはスポーツ観戦ができる多目的アリーナや、環境や最新技術をテーマにした施設の実験場とする構想がある。約20年前から未開の地で発展してきた臨海副都心は、未来の街づくりをどう描くか。

 

「Bリーグ」の拠点も

東京都が2008年にトヨタと森ビルにパレットタウンの土地を売却した際、13年にオフィスや商業施設、自動車の試乗施設を持つ大規模ビルなどを開業する計画だった。08年のリーマン・ショックの影響で建設計画が延期されたなか、20年に明らかになったのがプロバスケットボール「Bリーグ」のアルバルク東京の多目的アリーナの建設方針だ。25年の完成を見込む。

 

森ビルは再開発計画について「具体的な計画は決まっていない」(栗原氏)としつつ、エリアの潜在性は引き続き高いと評価する。東京都の街づくりの方針に合わせるとのスタンスだ。都はベイエリア構想「東京ベイeSGプロジェクト」と題し、高速通信規格「5G」を活用した実証実験を行いスポーツやエンタメの拠点とも位置付ける。環境や医療分野でのサービス開発も期待される。

400万平方メートルを超える土地をどう有効活用していくか。更地から来街者でにぎわう街に変貌させた経験を、新たな魅力ある街づくりに生かすことが臨海副都心エリアの未来を担う官民に求められる。