https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1091P0Q2A310C2000000
譲渡する「オンワードビーチリゾート」は1992年に開業し、部屋数は428室。コロナで観光客が減った影響で、2020年12月期の売上高は19年12月期の約4分の1に急減し、9億1300万円の営業赤字に転落するなど苦戦していた。開業から30年たち大規模修繕の必要性が高まっていたこともあり、星野リゾートへの売却を決めた。
3月下旬に運営会社の全株式を61億円、運営会社への貸付債権を24億円で譲渡し、23年2月期に特別利益を計上する見通し。連結業績への影響額は精査中で、見通しが明らかになり次第、開示する。グアムのゴルフ事業は引き続き運営する。
星野リゾートはコロナで経営が悪化した施設の運営を引き継ぐ形で規模を拡大している。20年春に経営破綻したWBFホテル&リゾーツ(大阪市)でも運営を受託し、星野リゾートの都市観光ホテル「OMO」ブランドに変えた。中国やハワイなど海外でも拠点を拡大している。

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