https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58846370X00C22A3MM0000
2012年の冬、ロータリークラブの会合でお目にかかったJ・フロントリテイリングの奥田会長から、スウェーデンの作家が書いた大変面白い本があると紹介された。それが「ミレニアム」だった。書店で探すと、何と3部作で全6冊もある。読書嫌いの私が読破できるとはとても思えず、とりあえず第1部の2冊を買い求めた。
読み始めてびっくり。辣腕雑誌記者と天才ハッカーが組んで難事件を解決する筋書きにぐいぐい引き込まれ、あっという間に第1部を読み終えた。第2部に手を出したところで、ニューヨーク出張があった。普段なら飛行機の中で映画を楽しむところだが、この時ばかりは機中でも空港ラウンジでもホテルでも第3部までむさぼるように読んだ。えらく寝不足になった。
その後、自分は推理小説、特にスパイ、警察ものが好きだと分かったので、様々なシリーズに挑戦した。それぞれに面白かったが、残念ながら「ミレニアム」に匹敵する小説には未(いま)だ出会えていない。
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