· 

電話を使わない世代 SmartTimes 大阪大学教授 栄藤稔氏

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC155070V10C22A2000000

 

彼らの大多数が電話を使わず、以下の行動パターンが見受けられる。

①メールで済むことはメールで済ませる。メールを優先して使う。

②電話をかける行為は相手と自分の時間を奪う。デジタル手段を使えば2行の文章で済む連絡に15分の電話時間が消費される。

③電話しなければならないときは事前に「電話してよいか」とデジタル手段で確認する。

こちらでも1965年以降に生まれたX世代を含めて知り合い30人(XYZ世代でほぼ3等分)に以下のどれであるかたずねてみた。

①電話は使わない。メール、SNS、会話ツールというデジタルで完結。

②通信はデジタルが多いが、家族、親友、デジタルを使わない顧客とは電話を利用。

③直に電話して何が悪いのか。電話の本人確認は信頼できる。電話で話すことが大事。

回答比率は、ほぼ1:1:1だったが、業界・地域による差が大きい。金融機関、役所、不動産など法規制があるところで電話利用が顕著で、相手が電話しか使わないのでそれに付き合うしかないという環境制約も多かった。

5年前に日本に上陸したスラックというサービスがある。時間・場所を選ばない非同期会話(短い諸連絡から提案書にいたる文書交換)と時間だけを選んで2人以上のグループが集まって行う同期会話(デジタルの会議)を同時に提供している。コーヒー休憩の雑談のように気楽に複数の社員が集う弱い同期会話の機能もある。

無音世代は会話が嫌いなのではない。人とのつながりを大事にしながら、効率の良い仕事スタイルを始めているだけだ。若者は電話を使わない。その対応からデジタルを始めよう。