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指数をしのぐ運用実績を持つ 注目の国内REIT投信

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMC177VR0X10C22A2000000

 

J-REIT(不動産投資信託。以下、個別REIT)とは投資家から集めた資金をオフィスビル、商業施設、住宅、物流施設など様々な形態の不動産に投資し、そこから得られる賃料や売却益を分配する金融商品だ。

 

個別REITは収益の9割超を投資家に還元するなど一定の要件を満たすことで、法人税が実質的に免除となる仕組みになっており、投資家はその分、魅力的な利回りが期待できる。また、伝統的資産である株式や債券とは値動きが異なるため、分散効果も期待できる。不動産価格の上昇を通じたインフレヘッジ機能がある点も見逃せない利点だ。

 

ランキング1位は9年間で指数に8勝

下表は5年以上の運用実績がある国内REIT型投信のリターンランキングだ。1位はフィデリティ投信の「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド」。2位も同シリーズの商品だ。1位が安定的な配当利回りに着目した毎月分配型であるのに対し、2位は設定以来、無分配で、長期保有による複利効果を狙う商品設計となっている。

いずれも個別REITの綿密な調査・分析によるボトムアップ・アプローチを基本に、マクロ経済や不動産市況などのトップダウン分析を考慮して、組み入れ銘柄を選択している。個別REITのバリュエーションを徹底的に吟味し、割安な銘柄に投資する。組み入れ上位銘柄は野村不動産マスターファンドや、三井不動産ロジスティクスパーク、ユナイテッドアーバンなど29銘柄。年度別リターンを見ると、設定来の9年間のうち、東証REIT指数を下回ったのは1回のみだ。運用者の銘柄選択により、安定的にコツコツと超過リターンを積み上げる運用が長年にわたり実践できていると言える。