· 

江戸 齋藤慎一著 中世に遡る都市の成り立ち

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80457440V20C22A2MY5000/

 

本書は謎の多い初期江戸について、近年研究が進んだ絵図や発掘調査の成果も踏まえつつ、新たな像を提示する。

 

本書から浮かび上がる実際の江戸は、中世起源の道や技術、人びとの方位感覚といった大小様々な要素にもとづいて形成され、部分的変容を積み重ねる、通説とは大きく異なる姿だ。同時に、都市空間の復元によって既知の事件や事象の再評価も可能なことを、本書は教えてくれる。歴史学の方法論としても参考にしたい一書である。