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時代を映す女子マネー本 長い一生支える仕事とお金

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80457670V20C22A2MY5000

 

「女の一生」は長い。例えば今年40歳の日本人女性の4人に1人が到達するとはじかれる年齢は105歳。その間多様化の波が押し寄せる。生涯未婚率は東京などでついに20%台に。結婚? するかもしれないし、しないかもしれない。子ども? 産むかもしれないけど、産まないかも。人生100年プラスαの生涯で確かなこと、それはかつての主流、専業主婦という道は狭まる一方だということだ。そこでお金の側面から「仕事と家庭」を可視化しようとするマネー本の出版が相次いでいる。

 

かつて『専業主婦は2億円損をする』(橘玲著、2017年、マガジンハウス)という本が話題になったが、比率は少数派になって久しい。21年時点では共働き世帯1247万に対し専業主婦世帯は566万と半分以下。

 

不動産市場では共働きの「パワーカップル」が存在感を高める。おおよそ夫婦ともに年収700万円超の世帯を指す。21年にバブル期を越える過去最高圏で首都圏の新築マンション相場を支えているのが彼らとされる。『富女子の「家活」論』(22年1月、主婦の友社)はパワーカップルならぬ「おひとりさま」に対して購入を勧める。「今の時代『頼れるもの』は夫から不動産に変わった」。不動産会社経営の著者、尾崎幸弘氏は言い切る。万人に合う「正解」はない。模索に意味がある。