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バフェット氏が推す「有事の株」

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80448150V20C22A2ENI000/

 

ロシアがクリミアを併合した14年3月、バフェット氏は米メディアのインタビューで「米国企業には価値がある。最も悪いのは戦時に現金を抱え込むことだ」と語り、株式投資の継続を呼びかけた。「私が経験したすべての危機を通して株価は上昇した」と指摘し、キューバ危機や9.11同時テロを例に挙げた。

 

バフェット氏は1942年、11歳で初めて115ドルの株を購入したという。第2次世界大戦の激化で株価は一時低迷したが、同氏は後に「このときに株を金に交換していたら、現在の資産は100分の1以下になっていた」と振り返った。

結果的に、米国株は14年のクリミア危機を乗り切った。15年の原油相場の急落で株価は下げに転じたが、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が1年半で7割近く下落したのに対し、株価の下げは最大で1割ほどにとどまった。

「有事には買い向かえ」という投資格言がある。24日の株価反転は、危機に果敢に挑もうとする投資家の姿勢をのぞかせた。投資歴80年のバフェット氏のようにおおらかに構えてもいられないが、今回の有事で相場がどう動いたかをつぶさに記憶しておくことが、後の教訓になる。