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住宅ローン、じわり固定シフト 変動はなお低金利競争

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB15A7Z0V10C22A2000000

 

店舗を持たず低コストが武器のネット銀行が独走してきたが、メガバンクもデジタル化をてこにネット銀並みの金利水準を打ち出すなど競争の構図が変わり始めてきた。

 

住宅ローンを借りる人の9割は超低金利が続く変動型を選んでいるものの、モゲチェックを運営するMFS(東京・千代田)の塩沢崇氏は「これ以上、上がる前に金利を確定しておきたいと固定を検討する人が増えた」とみる。固定型は長期金利に基づいて決まる。足元の物価上昇も相まって、金利上昇を現実的なリスクとみる層が固定型にシフトしている。

 

変動型の金利は日銀の政策金利に連動する。つまり、現在のマイナス金利政策が解除されない限り、上がるリスクはない。むしろ銀行は変動型の基準となる金利から独自に優遇幅を広げる「我慢比べ」(大手行関係者)を続けている。

 

象徴的なのがみずほ銀行だ。同行は21年春、ネットから申し込む変動金利の最も低い水準をネット銀並みの年0.375%に下げた。

 

審査を経て最優遇金利の0.375%で借りられる人は一握りにすぎないこともあり、ネットで比較できる金利が実態ではないとの指摘もあるが、関係者は「マーケティング戦略としてはみずほは賢かったとも言える」と話す。

 

住宅ローンに関しては大手行も着実に「ネット銀行化」が進んでいる。