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老後資金・卵子凍結・身元保証人…シングル人生の備え

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK311T60R30C22A1000000

 

気になるのは子供とお金

ただ、シングルの選択にあたり、気になる点はいくつかある。一つは子供のことだ。「経済的に自立した女性が結婚するメリットがあるとしたら、今は子供ぐらい。子供をつくる面で、日本は圧倒的に男女の夫婦に特権を与えている」と言い切る。

日本では生殖補助医療は婚姻関係にある夫婦か事実婚のカップルしか原則受けられない。一方で、たとえば山口が家族法を研究した米国では、海外から養子をとったり、精子バンクから精子を調達したりして、シングル女性が子供を持ち、育てることは日本と違って広く認められている。

男性と違い、女性には明確に出産のタイムリミットがある。「子供の問題をどう乗り越えていくかは、女性がシングルの選択をする上で早めに向き合うべき問題だ」と強調する。自身は37歳の時に、卵子を15個凍結保存した。かかった費用は100万円以上。産みたいという気持ちが少しでもある以上は「結局どうなるかはわからなくても、プランBとして必要なコスト」と考える。

もう一つは、お金だ。生活レベルを維持できる収入をどう確保し続けるのか。テレビのコメンテーターの仕事は順調だが、うつろいやすい。「今収入を得ている仕事を少し削ってでも、専門性を高めないといけない」と冷静にみている。シングルは自分が倒れれば収入が途絶えるリスクもある。「利子所得や不労所得とか大切ですよね」と、今は不動産投資を検討している。