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変動か固定か 金利上昇で住宅ローン「論争」再び

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD100UG0Q2A210C2000000

 

筆者は長年日銀を取材してきたジャーナリストであると同時に、ファイナンシャルプランナー資格であるCFPも持つ。両方の立場を踏まえ改めてこの「論争」について考えてみたいが、時々聞くのは、今は変動で借り日銀が利上げしたら固定にすればいいという声だ。

そううまくいかないかもしれない点は指摘しておく。固定型は変動に先行して上昇するので、日銀が政策を変更する頃には金利がそれなりに上がっている展開があり得るからだ。ちなみに今の日銀は10年債利回りも一定水準に抑える政策を手掛けるが、仮に短期政策金利を上げる場合、先に長期金利に関する政策を変える可能性もある。

変動型なら返済負担を当面軽くできそうだが、だからといって過度に借り入れを増やせば将来金利上昇リスクが顕在化したときの打撃は大きくなる。一方、固定型で安心を得る場合、「保険料」の分生活費を抑える必要がある。それが難しいなら購入物件の価格を抑えた方がよさそうだ。

変動か固定かという問いに答えるのは簡単でないが、いずれのタイプでも、無理な借り入れはしない方がいいという点では結論が出ているようだ