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自営業者の必要経費 「仕事に必要」会食も対象

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79423700R20C22A1PPL000/

 

Q なぜ必要経費が重要なのですか。

A 納税額に影響するからです。所得税は個人が得た収入から、必要経費、家族構成や払った保険料などに応じた所得控除を引いた「所得」にかかります。必要経費をきちんと計上しないと、その分所得が多くなり、納める税が増えてしまいます。

Q 飲食代も経費になると聞いたことがあります。

A 家族だけの食事代は認められませんが、同業者との食事代や取引先を接待した費用は対象です。同業者との情報交換や接待が仕事の受注につながれば、必要な費用といえるからです。仕事に必要な知識を得るための本や参加したセミナー代なども必要経費です。ただし、最終的には税務署に認められる必要があります。

Q 境界が曖昧なケースは多いように思えます。

A 会食代などはその記録や領収書をそろえ「税務署に聞かれたときに仕事上の必要性を明確に説明できるようにしておくことが重要」(税理士の藤曲武美氏)です。

Q 会社員に必要経費は認められないのですか。

A 会社員にも必要経費に相当する制度が2つあります。1つ目が給与所得控除で、収入の水準に応じて収入から一定額を引きます。もう1つが特定支出控除です。資格取得の費用や仕事に必要な本、衣服などの費用で、勤務先が証明書を発行したものを「必要経費」として収入から差し引けます(会社からの補填分を除く)。ただし、実際に控除される金額は給与所得控除の2分の1を超えた分のため、該当するケースは多くはないでしょう。