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三菱地所、5G設備1000カ所 つながる街で魅力向上

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2779Y0X21C21A2000000

 

自社ビルなどに設置し、保有不動産や周辺地域でインターネットに高速接続しやすくする。5Gの電波は届く範囲が狭い。都心部でも地下や一部の屋外などでは電波が届きにくい場所がある。入居する企業や店舗などの利便性を高め、街全体の魅力も高めて保有する不動産の価値向上につなげる。

 

建物の屋上などに専用の鉄塔などを設置する。通信事業者が利用料を払って自社のアンテナを取り付け、基地局として使う。複数の通信会社が同じ設備を利用できる。27年3月期までの5年間で300億円の投資を見込む。不動産大手が自前で基地局用設備の設置に乗り出すのは初めて。

 

5Gの最高伝送速度は4Gの100倍の毎秒10ギガ(ギガは10億)ビットで、2時間の映画を3秒程度でダウンロードできる。同時に接続できる機器数も1平方キロメートルあたり100万台と100倍多い。通信の遅延も10分の1の1ミリ秒程度にとどまり、送受信時のずれが少ない。自動運転や遠隔医療などに加え、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)なども加速するとみられている。

 

政府は23年度に人口カバー率を9割に引き上げる目標を掲げるが、現在は同3割ほどにとどまっている。総務省は21年12月に携帯大手に5Gの基地局の整備を急ぐように要請した。