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不良債権、地銀の5割が総点検 中小接客業の備え厚く

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB118880R10C22A1000000

 

新型コロナウイルス禍が3年目を迎え、中小の接客業では不良債権化のリスクも高まる。疲弊する地域経済の再生と安定した経営の両立という難しい課題が地銀に迫る。

 

正念場はこれからだ。コロナ禍が長引くほど、中小企業は収益を回復しきれない。政府・日銀の強力な支援策で企業は延命されてきたが「今春から返済を始める中小企業は多く、資金繰りが厳しくなる企業は増える」と警戒する地銀は多い。

 

日銀が感染症拡大の影響を試算したところ、中小接客業の「デフォルト率」は22年度に上昇のピークを迎える。影響度は08年の金融危機時の全業種平均を上回る可能性がある。国内企業の倒産件数が歴史的な低水準にとどまるなか、地銀は引き当てを多く積まずに済んできた。だが、引当金が不十分だと急激な企業倒産が地銀経営の思わぬ打撃となりかねない。