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大掃除、住宅コンディションも自分で確認

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMH144EW0U1A211C2000000

 

天井を見上げて雨漏りチェック

雨漏りのチェックは、天井をじっくり見上げてみるのが一番です。雨漏りがあると天井に「水染み」が出ます。

 

水染みがみられる場合、雨漏りの可能性があります。

 

このような場合、屋根裏をのぞいてみると、雨漏りの形跡が見つかることがあります。

 

最上階の押し入れやクローゼットなどの天井に点検口がある場合、そこからのぞいて、スマートフォンなどで写真を撮ってみてください。

 

屋根の下地などに染み(こげ茶色や黒っぽく変色した部分)がある場合には、なにがしかの理由から雨漏りしている可能性があります。

 

床下の水漏れ、シロアリの害をチェック

床下収納や1階にある浴室入り口付近には床下点検口がついているケースがあります。

 

もしこうした点検口があるならば、年に一度はのぞいてみるとよいでしょう。

 

床下の湿気が多いと土台などの木造構造部分の腐食やシロアリの被害を受けやすくなります。

 

水回りの配管から水漏れが生じていれば、より湿気が多くなり被害リスクも高まります。

 

湿気が多い場合は、カビ臭いにおいがすることが多いというのも一つのサインです。

 

庭掃除とともに基礎と外壁をチェック

庭や外構部分を掃除する際、ついでに基礎と外壁をチェックしましょう。

基礎についてはコンクリート部分におけるひび割れの有無をチェックします。

ひび割れの幅が0.5ミリ以上ある場合は要注意です。

コンクリートはアルカリ性で、中にある鉄筋がさびることなく守られているのですが、ひび割れ部分から水や空気が入り込むと、アルカリ性であるコンクリートが中和されてしまいます。

さらに水や空気が入り込めば鉄筋は酸化してさびてしまいます。

さびると鉄筋は膨張し最後にはコンクリートが破損してしまうということにもなりかねません。

ひび割れの幅が0.1ミリ未満であれば、コンクリートの乾燥による収縮で発生するヘアクラックと呼ばれるものである可能性が高く、あまり心配はいらないと言われています。

 

モルタルが塗られた外壁のひび割れも雨漏りの原因となります。

ヘアクラックであればあまり心配はいりませんが、0.3ミリ以上の幅がある場合には雨水が入りやすくなりますので、修繕を検討したほうがよいでしょう。

金属系や窯業系の板状のサイディングで貼り付けられた外壁は、ひび割れのチェックだけでなく、サイディングとサイディングの隙間に埋められているシーリング材(建物の防水性や気密性を保持するために継ぎ目や隙間に用いる材料)をよく見てみましょう。

古くなると劣化しひび割れが発生することがあります。シーリング材は数年から10年程度すると硬化してひび割れしやすくなり、そこから雨水が浸入し雨漏りの原因となることがあります。

気になる部分は専門家に相談

気になる部分が見つかったのであれば、年明けに工務店やホームインスペクター(住宅診断士)などの専門家に相談してみるとよいと思います。

劣化した部分を放置すると、思いもかけない費用がかかることもありますが、早期に発見できれば結果的に安い費用で長持ちさせることができる場合が多いものです。

年末の大掃除とともに住まいのセルフチェックをして気持ちよく年末年始を過ごしてみてはいかがでしょうか。