https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMC157TJ0V11C21A2000000
コロナ禍を追い風に販売拡大
私が注目するのは、住宅セクターです。コロナ禍で景気が著しく悪化し、収入が激減した人は米国でも少なくありません。
住宅を建てたり買ったりする人は減っているのではないか。日本ではそう考えている方が多いかもしれません。
ところが実情はその逆です。
ちなみに日本とは異なり、米国は中古住宅市場が桁違いに大きいのが特色です。
10月の中古住宅販売件数は、年率換算で634万戸。新築住宅(同74万5000戸)の8.5倍に達しました。
新型コロナの感染が拡大してコロナショックが起きた20年2~4月こそ中古住宅・新築住宅共に販売が急減しました。
しかしその後は反転して、上昇の一途をたどりました。
この間、住宅の価格はコロナ禍でも下落せず、中古・新築共に上昇し続けてきました。