住宅ローン減税控除率を縮小へ 自民税調会長「年内に結論」

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77664590X11C21A1EP0000/

 

現行は借入残高の1%を所得税から差し引く仕組みだ。

 

歴史的な低金利が続き控除額がローンの支払利息額を上回る事例が多いと問題視されてきたのに対応する。

 

住宅ローン減税はローンを組んで住宅を購入した人を対象に、年末のローン残高の1%を所得税などから控除するのが基本だ。

 

通常は10年間だが、消費税率10%で購入した人は特例で13年間に延ばしている。

 

年末までにいったん期限が切れるため、制度を見直したうえで延長する方向だ。

 

控除額がローンの支払利息額を上回る「逆ざや」の問題は会計検査院が指摘していた。

 

政府内では実際に支払った金利分が借入残高の1%に満たない場合は利払い分のみを控除する案がある。

 

宮沢氏は「そういうことも含めて考えていきたい」と述べた。