https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM30DTP0Q1A930C2000000
財閥系GSリテールのコンビニ「GS25」のハイブリッド店が入居するビルがある。
来店客もほぼ途絶えた深夜0時前。
アルバイトの女子学生が店を「無人モード」に切り替える業務を進めていた。
通常のレジを、来店客が自らバーコードを読み取ってカード決済するセルフレジモードに変更。
酒類やたばこは対面販売が原則のため、商品棚を施錠した。最後に店舗入り口の「出入り認証装置」を起動させ、帰宅していった。
これによって売り場面積50平方メートルほどの同店舗は、午前0時から6時まで「無人店舗」となる。
来店客は認証装置にクレジットカードを差し込んでロック解除し、入店する仕組みだ。
店の天井には監視カメラ10台が設置され、万引きやいたずらなどを防止している。
文政権が5年で最低賃金を42%引き上げ
文在寅(ムン・ジェイン)政権が「所得主導型成長」を経済政策の軸に据え、5年間で最低賃金を42%引き上げた。
賃金上昇はアルバイトを抱えるコンビニ加盟店の経営を圧迫する。
さらに夜間賃金は時給が5割増しとなるため、深夜帯にアルバイトを雇う余裕はなくなっていった。
24時間営業を維持したいコンビニ本部は対応を迫られ、夜間の人件費を減らしたいオーナーの切実な要望もあってハイブリッド店の急拡大へとつながった。
コメントをお書きください