https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77369200Y1A101C2L41000
インバウンド(訪日外国人)復活を見越し、全体の1割程度まで豪邸を増やして低価格勝負の消耗戦から脱却する。
富良野市の施設はスキー場から徒歩圏内の2階建ての一軒家。
定山渓温泉(札幌市)の施設は建物内に専用の大浴場を完備しており、時期や人数で宿泊料金は変動するとはいえいずれも最安で1泊3万円を超える。
川村健治社長は「1泊10万円を超える施設も用意したい」と話す。
22年には札幌市内でも新たな高級民泊施設をオープンする構え。
今後は取り扱う物件の約1割にあたる15棟程度まで高級民泊施設を増やす計画で、新型コロナウイルス禍でなるべく接触を避けたい国内客の需要も見込んでいる。
マッシブサッポロは10年に創業。13年に民泊事業に参入した。
物件のオーナーから管理や運営、集客を請け負うビジネスモデルで、北海道内外で約160室を運営している。無人ホテルや不動産売買も手掛けている。
川村社長は「シェアハウスは目先の売り上げにはつながるが、中長期的にみれば民泊・無人ホテルの将来性は大きい」と話す。
インバウンドの受け入れ再開とともに民泊需要も回復すると読み、国内外からの多様な顧客に対応できる施設のバリエーション確保に集中している。
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