https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76919900S1A021C2EA5000/
SBGは17年、主に傘下の「ビジョン・ファンド」を通じてウィーワークに投資した。
人工知能(AI)を活用してオフィス空間を変革すると期待されていたが、実態はオフィス転貸という以前からある事業モデルにすぎなかった。
SBGがウィーワークで被った累計損失額は本体が出資した分だけでも21年3月末時点で約63億ドルで、ファンド出資分も含めるとさらに大きい。
SBGは最終的には売却するとみられるが、マルセロ・クラウレ副社長は当面は株主として支援を続ける方針を示唆した。
SBGは再び投資を加速している。
21年春以降は19年に始動した2号ファンドを通じて平均1日1社のペースで新規投資を決めている。
投資ペースを上げたことで意思決定にかける時間も短くなっているとみられる。
かつてのウィーワークのような、実力の伴わない「テック企業」が含まれてしまう恐れがある。
コメントをお書きください