https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76920270S1A021C2TB0000/
入居予定のビルは地上18階建て。エイベックスが17年に完成させた。
在宅勤務の普及で出社率も低下する中、20年末にカナダの大手不動産ファンド、ベントール・グリーンオークに売却した。
パソナグループはこのほど、エイベックスビルを1棟丸ごと借りる契約を結んだ。契約期間は5~10年とみられる。
パソナが本社機能を置くビルは所有する三菱地所が周辺の再開発を行い、日本一となる高さ390メートルの超高層ビルを28年に完成させる。
大規模な再開発に伴って22年夏ごろから解体が始まるため、パソナは入居先を探していた。
エイベックスビルを巡っては、ベントール・グリーンオークが売却を検討しているもようだ。
ある不動産大手の幹部は「同社から物件取得の打診があった」と話す。
グリーンオークは20年末に取得したばかりだが、入居企業が決まった好立地の大型ビルの売却で一定の利益を確保する狙いだ。

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