ネットフリックス、45カ国作品を2億人に 7~9月に会員440万人増、「イカゲーム」世界でヒット

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76833730Q1A021C2EA2000/

 

イカゲームは借金を抱えた主人公らが賞金と生き残りをかけて競うドラマ。

 

19日には視聴数が配信後4週間で1億4200万世帯に達したと公表した。

 

韓国や韓流ファンが多い日本だけでなく、米国や欧州各国を含む94カ国・地域で視聴数首位に立った。

 

 

ネットフリックスのコンテンツ制作予算は2021年だけで170億ドル(約1兆9500億円)。

日本の民放キー局5社や映画配給3社の合算と比べて4~5倍だ。潤沢な資金が多国籍の制作活動を支え、22年には制作国を50カ国に広げる。

ただ資金や人材を投入すれば各地でヒット作が生まれるわけではない。

 韓国の制作者には「世界の視聴者をつかまなければ、産業規模を維持できないという危機感がある」(釜山大学のシーダーボ・セイジ准教授)。

 

一方で日本は国内市場が一定程度大きく、作品作りも内向きとなりがち。

番組制作業界で投資余力が限られるテレビ局の影響力が強いことも、世界的な作品が少ない背景にはある。