膨張する分散型金融、通貨の未来問う 11兆円市場、当局は資金洗浄を警戒

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76724830Y1A011C2MM8000/

 

DeFiの柱は銀行を介さない融資だ。

インターネット上の取引の場では仮想通貨チェーンリンクを年利0.1%で借りられる。

日本の住宅ローンの変動金利(0.4%程度)よりも低い。

DeFiは無人の取引システムに個人が仮想通貨を預けて、これを借り手が受け取る。

信用力のある金融機関が安全な取引を仲介する従来の金融は利用者が手数料を支払う。

DeFiは低コストで利用者同士を直接つなぐ仕組みだ。

 

仮想通貨の上昇を見込んだ投機的な貸し借りが多い。

将来的には相対取引で借り手が事業資金や住宅購入に充てることも想定される。

DeFiの資産総額は980億ドルを超える。

日米欧の預金取扱金融機関の現預金額(6800兆円弱)の0.1%程度だが、成長スピードは速い。

■DeFiとは 銀行など仲介者通さず
Decentralized Financeの頭文字を取った略語。「ディーファイ」と呼び、分散型金融と表記する。金融機関などを仲介しない金融サービス。