https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC072Y80X01C21A0000000
国際的なスノーリゾートに成長したニセコ町の年少人口は北海道の市町村で唯一、2ケタに達する11%増だった。
4月には役場内に新たに「こども未来課」を設置し、長期定住につながる子育て世代へのアピールに本腰を入れる。
インバウンド(訪日外国人)人気の高いニセコでは、夏場でも人口のおよそ5%程度を外国人が占める。
豊かな自然に加え「多様性を感じられる環境を魅力に感じて移住してくる、30~40代の子育て世帯が多い」(ニセコ町企画環境課)。
町内には北海道インターナショナルスクール(札幌市)のニセコ校もある。
観光リゾートとしての成長に合わせて首都圏からの移住者も増えており、同町は給食センターや小学校の増築、学童施設の新設と相次いで受け入れ体制を拡充してきた。
この10年間で北海道のほとんどの自治体は年少人口を減らしている。
横ばいだった真狩村を除けば、北海道の179自治体のうち98%の175自治体で減少した。
最大都市の札幌も例外ではなく、近郊の都市でも子供の数は減っている。

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