相続税の仕組み 「正味の財産」に応じ負担

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76234560R01C21A0PPL000/

 

Q どのくらいの財産があると相続税を払うのですか。

A 課税対象となる財産の総額が「基礎控除額」を超えた場合です。

基礎控除額は法定相続人の数に600万円を掛けた金額に、3000万円を加えたものです。

例えば、亡くなった人に妻と子2人がいた場合、法定相続人はその3人で、基礎控除額は4800万円です。

課税対象となる財産の額がこの金額を上回ると、相続税がかかります。

Q 全ての資産が対象になるのですか。

A 基本的には金銭に見積もることができるすべてです。

ただし、墓や仏壇、亡くなった後に受け取る生命保険金(一定額まで)などは含まれません。

次に資産の総額から借入金などの債務を引きます。葬式費用や公共料金などの未払い金も同様です。

Q 相続税の手続きの期限はいつまでですか。

A 相続開始を知った日(通常はその人が亡くなった日)の翌日から10カ月の間に相続税の申告と納税手続きをしなければなりません。