https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA17CGX0X10C21A9000000
札幌市の東側に隣接する北広島市の住宅地。市内3地点が20%近い上昇率を示し、全国の住宅地の上昇率ランキングで2~4位を占めた。
「札幌だけでは住宅需要をまかなえず、交通の便が良い札幌の通勤圏に人が流れやすい」(北海道不動産鑑定士協会の斎藤武也副会長)。
札幌まで鉄道で20分程度の北広島市は割安物件を求める層には格好のエリアだ。
プロ野球日本ハムが新球場を含む「北海道ボールパークFビレッジ」を23年3月に開業し、飲食店やグランピング施設を併設する計画。
にぎわいを生むまちづくりが、魅力ある住環境を求めるニーズと相まって地価に活気をもたらしている。
全国的に地価下落が拡大した商業地で、逆に好調さを示したのが7.7%上昇した福岡市だ。
繁華街の天神と博多の両地区で再開発が進む。市の規制緩和策を受けて大型オフィスビルの建設計画が相次ぐ。
9月末には天神の新たなランドマークとなる大型複合施設「天神ビジネスセンター」が竣工する。
通販会社のジャパネットホールディングスが入居し、コロナ禍に伴うオフィス改革の一環として東京から一部機能を移す。
コロナ禍を地方が活気を取り戻す契機とできるのか、注目を集める。
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