https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF091YV0Z00C21A9000000
1泊1室の価格が10万円程度からの超高級ホテルが、新型コロナウイルス禍にもかかわらず相次いでオープンしている。
R京都駅から車で約30分、鷹峯三山をのぞむ閑静な景勝地に米ヒルトンの「ロク キョウト LXRホテルズ&リゾーツ」が16日開業する。
京都では2014年以降、客室単価が10万円程度からの外資系高級ホテルが相次いで進出。
国内勢も20年秋開業の「ホテルザ三井京都」など高級路線が目立つ。
22年以降もホテルオークラや帝国ホテルなどが開業を予定する。
26年に市の浄水場跡地に32室の高級ホテルを開業する予定の強羅花壇(東京・港)は、用地の取引価格として最低価格の約4倍の金額を提示した。
一方で足元の稼働率は低迷する。
市観光協会のデータによると、主要ホテルの7月の客室稼働率は約30%。
影響が大きいのが外国人バックパッカーらに人気だったゲストハウスなど安価に泊まれる簡易宿所だ。
市によると、20年4月~21年8月に簡易宿所744件が廃業し、新規開業の431件を大幅に上回った。
小規模で経営体力のない施設が淘汰される一方で、資本力のある大手の進出が進む構図だ。
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