ファミマ、無人店1000店 通常の品数維持 規制の壁打開、小売りの生産性向上

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75676840R10C21A9MM8000/

 

食品を取り扱う小売店に対し食品衛生法が衛生責任者の常駐を求めるなど制約があった。

 

小売業界団体などの強い要望を受け、20年6月に厚生労働省が規制を緩和。

 

利用者は専用ゲートを通じ無人店に入る。

 

手に取った商品は天井などに設置したAI(人工知能)カメラや棚の重量センサーで店側のシステムが把握。

 

専用の決済端末の前に立つと商品名と金額がモニターに表示され、電子マネーや現金で支払う仕組みだ。

 

支払いが確認できなければゲートが開かず退店できない。

 

出店コストは従来型の数千万円より約2割高いが、荷受けや商品補充時以外は店員が不要になり、人件費を大幅に減らせる。

 

公正取引委員会の調査によると、人件費はフランチャイズチェーン(FC)加盟店の営業費用の6割を占める。