お墨付きあれば優良マンションか 管理計画認定制度

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMH118OG0R10C21A8000000

 

国土交通省によると、築40年超のマンションは2018年末の81.4万戸から28年末には2.4倍の約198万戸、38年末には4.5倍の約367万戸となる見込みです。

 

今後、老朽化や管理組合の担い手不足が顕著な高経年マンションは急増するとみられます。

 

今年3月に開催された「第5回マンション管理の新制度の施行に関する検討会」の会議資料には、管理計画認定制度の認定基準案が示されています。

 

基本的には、これまで国土交通省が発表してきた「マンション標準管理規約」「長期修繕計画作成ガイドライン」「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」などをもとに、「こうあるべき」という最低基準をお墨付きの基準に据えた形です。

 

管理計画認定基準はあくまで最低基準であり、認定されているからといって必ずしも「優良な管理がなされているマンション」というお墨付きを与えられたものではないと考えたほうがよさそうです。

 

最低限の基準とはいえ、これをきっかけに基準以上の管理水準を目指し、その資産価値が維持向上すれば、中古マンションの流通活性化につながる。