自宅を担保に老後資金

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74752660T10C21A8PPK000/

 

リバースモーゲージの仕組みをみてみよう。

 

お金を借りるにはまず利用者が自宅を担保に差し入れ、金融機関は担保評価額の一定割合を融資限度額として決める。

 

利用者は資金が必要になったとき限度額内で一定の融資を受けたり、限度額を一括で借りたりする。

 

生きている間は自宅に住みながら毎月の利息のみを払い、死亡時に相続人が家を売却するなどして現金で元本を返すのが一般的だ。

 

民間金融機関が独自に展開する商品は使い道が一般に幅広く、生活に関する支出なら制限はない。

 

契約時に55歳以上84歳以下を対象とする東京スター銀行の利用者調査によると、最も多い目的は生活費や旅行費用など「余裕資金」(29%)で、「住宅ローン以外の借り入れ返済」(20%)、医療・介護など「万一の備え」(16%)と続く。

 

一方、リ・バース60は使途が建て替えやリフォーム、住宅ローンの借り換えなど住宅費用に限られ、借りた金額は即座に支払いに充てる必要がある。

 

ただ「住宅資金をリ・バース60で賄えば、その分の現金を手元に残せるため老後資金に余裕ができる」