
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC036QB0T00C21A8000000
7月に国土交通省が東京メトロ有楽町線の延伸など3区間について「早期整備が妥当」「事業化に向けた検討を進める」とする答申をまとめた。
東京メトロ有楽町線の延伸は豊洲~住吉間を結ぶもので、タワーマンションや商業施設などの開発計画が進む臨海部と東京スカイツリーなど下町の観光地を結ぶ位置づけだ。
江東区内を南北につなぐ路線であり、東京メトロ東西線やJR京葉線の混雑緩和につながる効果も見込める。
同時に早期整備が妥当とされたのは白金高輪~品川間のいわゆる品川地下鉄構想で、東京メトロ南北線を事実上延伸する計画だ。
羽田空港やリニア中央新幹線の結節点となる品川と六本木など都心部をつなぐ。地下鉄新路線は着工から完成まで10年程度かかるのが一般的とされ、順調に進めば30年代の開業が見込まれる。
答申は臨海地域地下鉄の事業化に向けた検討を進めることも求めた。
晴海や有明などの臨海部と都心を結ぶ構想で、東京駅を経由してつくばエクスプレス(TX、秋葉原~つくば)と一体的に整備し、直通運転する案がある。
1月にはJR東日本が羽田空港アクセス線の事業許可を受けており、計4路線が実現に向けて大きく動き出したことになる。
コメントをお書きください