中古住宅の在庫急減、マンション6年ぶり低水準

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74425370S1A800C2QM8000

 

在宅勤務の広がりを背景に新たな住まいを探す人が多い半面、住宅を売りに出す人が少ないためだ。

 

中古戸建ても6月の在庫件数は1万4159件と13カ月連続で減り、過去最低となった。

 

不動産仲介大手は「郊外駅から遠い場所でも売れるようになった」と話す。

 

在宅勤務が定着するなか「脱・賃貸住宅」意欲が強まった。

 

家族層は郊外の広い新築や中古物件への関心が高い。

 

富裕層や共働きの「パワーカップル」などは都心部の高額物件に触手を伸ばす。

 

都心の高額物件は高所得者層の根強い人気が見込まれるが、郊外物件を中心に徐々に買い意欲が薄れる可能性がある。

価格上昇のペースが落ち着き「売り時」とみた人が増えれば、在庫数も再び増えることが予想される。そのタイミングは訪れるのか。