https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF129BH0S1A710C2000000
価格を決める要素は幅広い。
森林組合では仲介する際、「土地の価格に加えて、トラックが入れる道路が整備されているかや平地の面積などが議論の材料となることが多いようだ」(全国森林組合連合会)という。
平地の面積が多いと開拓してキャンプ場などにでき、林業でも作業がしやすく価格が上がる。
組合の仲介では山の不正利用を防ぐため、売り手と買い手の双方が現地を訪れて購入目的などを話し合う。
山いちばでは、土地価格と育っている木の価格を足す。
各市町村が決める固定資産税評価額から坪単価を計算し、平地では単価を高くし、急勾配の傾斜地では安く調整する。
敷地内に川が流れていると、レジャー向けなどで人気が出るため100万円ほど高くなることもあるという。
山に育つ木は、公開されている「山元立木価格」という伐採前の価格をメドとし、手入れ状況や樹齢を考慮して見直す。
樹齢40年のスギなら、1立方メートル当たり1000~1500円、
樹齢50年のヒノキなら1500~2500円になるという。
人の手が加わっていない天然林では、加工が難しくなるため半額以下になる。
もちろん、山を購入したら管理責任も生じる。

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